- 漫画「AIの遺電子」の概要
- 漫画「AIの遺電子」の感想・レビュー
- 漫画「AIの遺電子」作者のその他作品紹介

運営者プロフィール
- 某国立大学卒で家庭教師の経験5年有り
- 合格実績
難関私大・偏差値65以上の公立高校・英検準1級など - ベネッセ公式アプリ「まなびの手帳」でマンガ紹介記事を監修
- 漫画5000冊以上を読破
- 年間100~200冊ほどマンガを読んでます
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漫画「AIの遺電子」の概要
ここでは「AIの遺電子」のあらすじと関連作品について解説していきます。
「AIの遺電子」のあらすじ
人類の夢…テクノロジーの結晶ヒューマノイド。人さながらに「病」を抱える彼らには人とは違う「治療」の選択肢があった……。
秋田書店
悩めるAIたちに寄り添う新医者・須堂の物語、開幕!
近未来系ヒューマノイドSF医療物語!
人間・ヒューマノイド(見た目は人間だが頭脳はAI)・ロボット(商業用など)が共存する近未来の社会を描いた作品です。
ヒューマノイドが人間と同等の権利を持っているのが大きな特徴です。
主人公の須堂(別名:モッガディート)はAI専門の医者として、問題を抱えるヒューマノイドたちに寄り添う存在。
ヒューマノイドの看護師リサとともに、AI専門医の須堂が多くの患者に救いの手を差し伸べます。
全8巻で1話完結型のオムニバス形式でありながら、主人公須堂が抱える問題もストーリーの軸になっています。
ちなみに、タイトルのAIは「エーアイ」ではなく「アイ」と読むそうです。
「AIの遺電子」はAmazonプライムビデオで視聴できます。
アニメを楽しみたい方はぜひご利用ください。
初めての方は30日間無料です。
「AIの遺電子」の関連作品
ここでは「AIの遺電子」の続編である2作品を紹介します。
AIの遺電子 RED QUEEN
舞台は日本からアフリカの紛争地へ。
前作「AIの遺電子」で明らかになった主人公の須堂が抱える問題。
その問題の解決に向けて須堂はアフリカへと向かう。
AIの遺電子 Blue Age
「AIの遺電子」シリーズ3作目。
シリーズ1作目と同様のオムニバス形式。
主人公須堂の研修医時代を描いた作品。
漫画「AIの遺電子」の感想・レビュー
ここでは「AIの遺電子」を読んだ感想や作品の魅力について解説しています。
「AIの遺電子」を読んだ感想
私が「AIの遺電子」を読んで感じたことは、「人間はそれほど特別な存在なのか?」という疑問です。
ストーリーでは、ヒューマノイドが人間との本質的な違いに悩むシーンがたくさん描かれています。
事故にあっても別の体に取り換えて生きていけるヒューマノイド。
人間らしさを追い求めるヒューマノイド。
人間とヒューマノイドが共存する社会ではありますが、やはり人間とヒューマノイドでは明確な区別があることを実感させられます。
その一方で、人間よりもヒューマノイドのほうが効率よく働ける体を持っていたりと、人間よりも優れた部分を持ち合わせています。
その点をふまえると、人間だけが特別な存在とは言えないと思いました。
人間・ヒューマノイド・ロボット、それぞれを区別する境界線はどこなのか?
そもそも何を基準に境界線を引くべきなのか?
「AIの遺電子」をとおして、これまでに想像したことがないような問題を考えさせられました。
おすすめのストーリー
ここでは「AIの遺電子」の中から個人的におすすめのストーリーを2つ紹介します。
18話 やり直し
大人のヒューマノイドが自分の人生に嫌気が差し、子どもの体に記憶を移し替えることで人生をやり直そうとする話。
過去に戻って人生をやり直したい!
誰もが1度や2度は考えたことがある願望ではないでしょうか?
たしかに、今の記憶を維持したまま過去に戻れたら幸せな人生を実現できるかもしれません。
しかし、そんなに都合良く話が進むのでしょうか?
話の結末は「AIの遺電子」18話で確認してください。
あんたは人生をやり直したいんじゃない ずっと子どもでいたかったんでしょう?
「AIの遺電子」18話より引用
76話 あるAIの結末
AIによる自動運転中の車が事故を起こしてしまう話。
ケガ人がでてしまった以上、誰かが事故の責任を負わなければいけません。
走行中にシートベルトを外してしまった人、急に飛び出してしまった子ども、AIの判断。
事故の責任はAIかヒトか?
話の結末は「AIの遺電子」76話で確認してください。
正解のない問題の責任を人間は取りたがらない
「AIの遺電子」76話より引用
教育的観点からみた「AIの遺電子」の魅力
フィクションだが現実味がある
「AIの遺電子」の1番の魅力はリアリティのあるストーリーが多いことです。
AIやロボットが登場するSF系の漫画は「AIの遺電子」以外にも数多くあります。
しかし、あまりにも現実離れした設定の作品はしょせんフィクションだなと感じてしまいます。
ですが、「AIの遺電子」では、AIやロボットが当たり前になるであろう近い未来で実際に起こりそうな事件や問題がたくさん出てきます。
先ほど紹介したAIの自動運転による事故の話なんて、まさに現実社会で議論されている問題です。
「AIの遺電子」を読むことは、近い将来現実になるかもしれない出来事への備えになります。
読者に自分で考えるきっかけをくれる
「AIの遺電子」の特徴は、ストーリーの多くが読者に疑問を投げかけるような終わり方をしている点です。
なんだか消化不良のように感じる人もいるかもしれません。
一方で、明確な答えが提示されていないからこそ、読みながら自分で考えることができます。
簡単には答えが出せない問題、人によって意見が分かれる問題を考えるきっかけとして、「AIの遺電子」は最適な作品と言えます。
どんな人におすすめ?
AI技術の専門的な話はほとんど出てこないので、知識ゼロで誰もが楽しめるマンガです。
1話完結型であること、すべての漢字にフリガナがふってあることを踏まえると、小学生でも十分楽しめます。
近い未来に現実になるであろうAI社会への準備として、「AIの遺電子」はとてもオススメです。
「AIの遺電子」を読んで、技術進歩の良し悪しや人間らしさとは何かといった問題について考えてみましょう。
「AIの遺電子」作者のその他作品
「AIの遺電子」作者の山田胡瓜さんのその他作品を紹介します。
「バイナリ畑でつかまえて」
1話あたり数ページのSF短編集。
オンラインメディア「ITmedia PC USER」で連載されていた作品をまとめた全22編。
ショートストーリーをとおして、ITと人間の繋がりを再認識させられる作品。
この記事で紹介した「AIの遺電子」及び関連作品一覧
今回紹介した「AIの遺電子」とその他関連作品の一覧です。
- AIの遺電子
- AIの遺電子 RED QUEEN
- AIの遺電子 Blue Age
- バイナリ畑でつかまえて
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まとめ:漫画「AIの遺電子」を読んで未来のAI社会に備えよう
この記事の簡単なまとめです。
- 「AIの遺電子」は人間とヒューマノイドが共存するAI社会を描いた作品
- 教育の観点からもおすすめで小学生も楽しめるマンガ
- 「AIの遺電子」を読んで、近未来のAI社会について考えてみよう
ご覧いただきありがとうございます。
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