- 漫画「インハンド」の概要
- 漫画「インハンド」の感想・レビュー
- 漫画「インハンド」の作者のその他作品紹介
運営者プロフィール
- 某国立大学卒で家庭教師の経験5年有り
- 合格実績
難関私大・偏差値65以上の公立高校・英検準1級など - ベネッセ公式アプリ「まなびの手帳」でマンガ紹介記事を監修
- 漫画5000冊以上を読破
- 年間100～200冊ほどマンガを読んでます
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漫画「インハンド」の概要
ここでは「インハンド」のあらすじと関連作品について解説していきます。
「インハンド」のあらすじ
地球上から根絶されたハズの伝染病・天然痘を疑われる患者が都内で多数発生。牧野の依頼を受けた紐倉と高家は、感染経路を辿るうちに、これがただのアウトブレイクではなく、バイオテロの可能性があることに行き着く。犯人の正体、その意外な目的とは？ ２０１８年イブニングでスタートした、義手の天才学者・紐倉哲が主人公の医療ミステリー。新シリーズ、いよいよ刊行開始！
講談社コミックプラス
全5巻完結、山下智久さん主演でドラマ化もされた人気マンガ「インハンド」
義手の天才寄生虫学者の紐倉哲(ひもくら てつ)が、自身の専門分野の知識を活かして科学や医療の難事件を解決していく作品です。
元医者で紐倉の助手の高家春馬(たかいえ はるま)と官僚の牧野巴(まきの ともえ)が主要キャラとして登場します。
感染症・ドーピング・バイオテロなどがストーリーの軸になりますが、主人公の紐倉が義手になってしまった過去も見どころの1つです。
ちなみに各ストーリーのタイトルには、ペルセポネ・キマイラ・セレネ・フローラ・プシュケー・デメテル・ケイロンといった、ギリシャ神話にまつわるワードが使われています。
「インハンド」の関連作品
「インハンド」につながるプロローグの2作品について解説していきます。
インハンド プロローグ（１） ネメシスの杖
ジャーガス病がテーマの本格ミステリー作品。
寄生虫関連の感染症事件を調査する主人公とは別で、主要人物として紐倉哲が登場します。
インハンド プロローグ（２） ガニュメデスの杯、他
「インハンド」のストーリーと同じ系統の科学や医療関連の難事件がテーマの作品。
紐倉哲が主人公として活躍する本作では、「インハンド」にも登場する高家春馬と牧野巴も登場します。
ここで紹介したプロローグ2作品を読まずに「インハンド」だけ読んでも充分楽しめます。
もちろん、全部読んだほうが読後の満足感はより高くなると思います。
漫画「インハンド」の感想・レビュー
「インハンド」を読んだ感想
たった5巻で終わり？
もっと読ませてほしい！
たった5巻ではもの足りない。
というのが私の正直な感想です。
もっと読みたいと思わせてくれるほど面白いマンガでした。
天然痘のウイルステロに始まり、マラソン選手のドーピング問題、研究機関での爆発事故、バイオテロが疑われる事件、医療法人による村の乗っ取り計画、最後に紐倉が義手になってしまった過去へと繋がります。
特に、紐倉が腕を失った自分の過去と向き合うシーンがとても印象に残りました。
ほかにも、紐倉の変人ぶりや数多くの名言も注目ポイントです。
作品の性質上、難しい話や専門的な知識が出てきますが、興味深いストーリーが多く読んでいてとても勉強になります。
「インハンド」を読んで学べること
ここからは「インハンド」の勉強になるポイントについて解説していきます。
専門的な知識
主人公の紐倉が寄生虫学者ということで、作中では寄生虫や微生物に関する情報がたくさん登場します。
こちらは紐倉が線虫について解説する1コマ。
続いて、寄生虫について解説する1コマ。
こちらはペルセポネ効果に関する1コマです。
見てのとおり、このような情報が作中にたくさん登場します。
他にも、感染症ウイルス・植物・遺伝子など、ジャンルは様々です。
扉絵のページでも寄生虫や微生物の紹介がされています。
ストーリーを楽しみながら生物や科学に関する知識を学べる作品、それが「インハンド」です。
含蓄あるセリフ
「インハンド」の魅力の1つ、含蓄あるセリフを一部紹介します。
こちらは科学技術の功罪に関する紐倉のセリフです。
こちらはスポーツ選手のドーピング問題について紐倉が発したセリフです。
他にも、まだまだたくさんの名ゼリフがあります。
あとは「インハンド」を読んで含蓄あるセリフの数々を堪能してください。
参考文献の記載
各巻の最後に参考文献として、専門書や専門機関の公式サイトが記載されています。
参考文献があるだけで、作中に出てくる情報の信頼度は格段に高まります。
そのうえ、何か気になることがあれば参考文献で調べることも可能です。
マンガを読んだ後にもっと専門的な知識を学びたい！
そんな人には参考文献が大いに役立つでしょう。
どんな人におすすめか？
科学や生物などの理系学問に興味があるひとは読んで損はありません。
理系に興味がなくてもストーリー自体が面白いので、ミステリーやサスペンス系が好きなひとにもオススメです。
ただ、話の内容は結構難しいですし文章量も多めです。
フリガナも一部の漢字のみに限られるので、目安として中学生以上のひとにオススメします。
漫画「インハンド」作者のその他作品
「インハンド」作者の朱戸アオさんのその他作品を紹介します。
リウーを待ちながら
細菌感染のアウトブレイクでパンデミックに陥った日本のとある地域を描いた医療サスペンス漫画。
コロナウイルスの流行で注目を集めた話題作。
Final Phase
都心の湾岸地区にウイルスの脅威が襲い掛かる。
こちらもウイルス感染の惨状を描いた医療マンガ。
「Final Phase」はamazonのkindle unlimitedで読み放題になっています。(2023/1月時点)
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この記事で紹介した「インハンド」とその他関連作品一覧
今回紹介した「インハンド」とその他関連作品の一覧です。
- インハンド
- インハンド プロローグ（１） ネメシスの杖
- インハンド プロローグ（２） ガニュメデスの杯、他
- リウーを待ちながら
- Final Phase
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まとめ：「インハンド」は面白くてためになる漫画
この記事の簡単なまとめです。
- 「インハンド」は科学や生物の知識が満載のおすすめマンガ
- ストーリー自体が面白いので、理系に興味がないひとでも楽しめる
- 作品の難易度を考慮すると中学生以上がおすすめ
ご覧いただきありがとうございます。
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