- 漫画を読書と呼べるかどうか考えてみた
- 私が漫画と読書に目覚めたきっかけ
- 子どもが漫画を読むメリットとデメリットの比較
- 漫画と本の比較
- 勉強に役立つ漫画の紹介記事
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運営者プロフィール
- 某国立大学卒で家庭教師の経験5年有り
- 合格実績
難関私大・偏差値65以上の公立高校・英検準1級など - ベネッセ公式アプリ「まなびの手帳」でマンガ紹介記事を監修
- 漫画5000冊以上を読破
- 年間100~200冊ほどマンガを読んでます
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漫画に読書と同じ効果はあるのか?
「漫画を読むこと=読書」と捉える人はどれくらいいるでしょう?
やはり「本を読む=読書」というのが一般的な意見かと思います。
しかし、漫画を読む場合でも多かれ少なかれ文章を読ないといけません。
絵がどうかは別として、文章を読むという点では漫画も本も共通しています。
あとは文章量や得られる知識のちがいです。
個人的には、漫画が読書として効果的かどうかなんてどうでもいい議論です。
わたし個人の基準では読むひとに学びがあるかどうかが1番重要です。
漫画であれ読んだ後に学びがあれば良し。
本を読んでも何も得られなければ意味がない。
結局は漫画を読むひとが自分で判断するしかありません。
他人の意見に影響されて学びの機会を1つ失うなんてバカらしい話です。
漫画と読書に目覚めたきっかけ
ここでは、わたしが漫画と読書に目覚めたきっかけについて書いています。
個人的な内容なので興味がなければ飛ばしてください。
漫画デビューはデスノート
小6で初めて漫画を買いましたが、その作品は「デスノート」でした。
それまで本屋に行く習慣がほとんどなかったので、自分で本や漫画を買う機会がありませんでした。
たまたま友人と書店に行くことになり、そこで膨大な数の漫画に圧倒されました。
試し読みができたので読みまくっていたら、いつのまにか漫画にはまっていました。
その流れのまま、デスノートを全巻まとめ買いすることになりました。
いま思うと、小学生の初めて読む漫画が「デスノート」というのは難易度が高すぎでした。
素晴らしい漫画ですが、小学生が読んで完璧に理解できるかは未だに疑問です。
漢字や語彙力を鍛える教材として読むのであれば効果的といえます。
高校卒業までに読んだ本の数はたったの数冊
高校卒業までの18年間で読んだ本の数は両手で数える程度です。
当時はまったく読書習慣がありませんでした。
理由は簡単です。
国語が嫌いだったからです。
いま思うと、「国語が嫌い=読書しない」はなにも関係ないのですが、学生時代はそんな先入観に陥っていました。
あとシンプルに本に興味がなかったんだと思います。
それなりに勉強していたので、趣味の時間に読書しようなどと考えもしませんでした。
唯一学生時代に読書をした時といえばテスト前ぐらいです。
テスト勉強をサボる言い訳として、普段なら絶対読まない哲学系の本とか読んでました。
完全に現実逃避です(笑)
そんな読書習慣ゼロの状態から脱したのは大学生になってからです。
つまらない講義をサボる代わりに図書館に行くようになったのがきっかけです。
単位のために必要な講義ではあるが内容がつまらない、そんな講義が結構ありました。
しかし、ただサボるだけでは授業料がムダになると思い、その分図書館に行こうと考えました。
図書館に行く習慣ができるといやでも本が視界にはいります。
なんとなくタイトルが気になる本を流し読みするようになり、気づいたら毎週のように本を借りていました。
今の読書習慣が大学の講義をサボることで身についたと思うとなんだか複雑な気分です(笑)
漫画の読書効果:子どもの教育への影響
ここでは子供の教育に漫画がどのような影響をおよぼすのか考えてみます。
漫画を読むメリット
- 感受性が豊かになる
- いろんなことに興味や関心を持つきっかけになる
- 漢字や語彙力が身につく
漫画のストーリーをとおして、登場人物の心情を考えたり、現実で役立つ知識を学べます。
心動かされるキャラクターの名ゼリフも注目ポイントです。
歴史や理科がテーマの漫画を読めば、その教科自体を好きになることもあります。
漫画を読みながら知らない漢字や言葉を調べれば、あらゆる漫画を学びに活かすことも可能です。
もはや漫画はただ楽しむだけのものではありません。
うまく利用できれば、勉強が嫌いな子さんに学びの機会を与えることができます。
無理に教科書や問題集で勉強させる必要もなくなります。
漫画を読むデメリット
- 暴力的・性的な過激表現
- 漫画のマネをする
- 文章を読む能力が伸びない
このご時世、漫画のメリットよりもデメリットの方が話題にあがるようになってきました。
学習への影響よりも子どもの人格形成や日常生活への影響が論点になっています。
たしかに、あまりにも暴力的・性的な過激表現は子どもに悪影響です。
しかし、漫画だけが批判されるのはおかしいと思いませんか?
ドラマや映画のシーンにも子どもの悪影響になりうるものはいくらでもあります。
人が殺されるシーンは、むしろ人間の演技のほうがリアリティがあり、子どもへの影響があると言えます。
人を殺すようなサバイバルゲームなんて言うまでもありません。
デメリットばかりに目を向ければなんだって悪く見えてきます。
ドラえもんやアンパンマンのような小さな子どもに見せる作品でさえ、うがった見方をすれば、いじめと暴力です。
のび太をいじめるジャイアン、バイキンマンを暴力で片付けるアンパンマン。
こんな作品を小さい子どもに見せてよいのでしょうか。
つまり何が言いたいかというと、問題は漫画そのものではなく、漫画を読む側の問題だということです。
漫画がフィクションの世界であることを理解できない子には漫画を読ませない。
保護者が事前に内容を確認しておく。
この点に注意するだけでも保護者の不安はだいぶ軽くなるはずです。
それでも限界はあるので、あとはご家庭の教育方針次第になります。
個人的には、漫画を読むメリットのほうが大きいと思うので学生にもおすすめしています。
もちろん、ジャンルや作品選びには最低限注意を払ったうえですすめます。
漫画の読書効果:本と比較して考える
比較項目 | 漫画 | 本 |
---|---|---|
文章量 | ジャンルや作品 によって異なる | 多い |
情報量 | ジャンルや作品 によって異なる | 多い |
情報の正確性 | 作者自身が事前調査 している場合が多い | 論文や公的機関 のデータを引用 |
読解力の向上 | 文章量が多い漫画なら 読解力向上につながる | 子どもだけでなく 大人にも有益 |
単純に比較すれば、本と漫画のどちらを読むべきかと言われれば、それは間違いなく本です。
活字のほうが情報量は圧倒的ですし、文章だけで内容を理解しないといけないので読解力も鍛えられます。
ですが、これはあくまで漫画と本を比較したらの話です。
心理戦・頭脳戦・ミステリー系の漫画なら設定が複雑で文章量も多い作品ばかりです。
漢字や語彙力だけでなく読解力の向上にも役立ちます。
本を読む習慣がないのなら、まずは漫画で文章を読む習慣をつけましょう。
本を読むのはそれからでも遅くないです。
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まとめ:漫画も読書も学習効果は読む人次第
この記事の簡単なまとめです。
- 漫画を読書とみなすかどうかは個人の自由
- 漫画を読むメリットとデメリットを正しく理解しよう
- 無理に本を読んでも得るものは少ない
- いろんなジャンルの漫画を読めば学びに活かせる
ご覧いただきありがとうございました。
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