お子さんの日頃の学習でお困りの保護者へ。
漫画をただの娯楽と思っていませんか?
最近の漫画にはためになる作品が数多くあります。
そのうえ、どの作品をどう読むか次第で、漫画はためになるどころじゃなく勉強に使える教材へと進化します。
勉強がつまらない、興味が持てない、そんな問題は漫画で解決できます。
子どもに無理やり勉強させる必要はありません。
漫画を使えば子ども自らいろんなことに興味を持ち始めます。
保護者がやるべきはことは、学びに興味を持つきっかけを子どもに与えることです。
この記事を参考にして、お子さんの学習意欲を存分に引き出してあげましょう。
- 普段の学習におすすめの漫画を使った勉強法を紹介
- 5教科ごとに漫画学習のメリットとためになる漫画の紹介
- 5教科以外でためになる漫画ジャンルの紹介
運営者プロフィール
- 某国立大学卒で家庭教師の経験5年有り
- 合格実績
難関私大・偏差値65以上の公立高校・英検準1級など - ベネッセ公式アプリ「まなびの手帳」でマンガ紹介記事を監修
- 漫画5000冊以上を読破
- 年間100~200冊ほどマンガを読んでます
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ためになる漫画で勉強:まずは語彙力アップがおすすめ
あらゆる教科の基礎となるのが国語であり、国語の基礎となるのが語彙力です。
語彙力があってこそ文章の内容が理解できるので勉強もスムーズに進みます。
つまり、語彙力の有無があらゆる教科の勉強に影響を与えていると言っても過言ではないのです。
だからこそ、まずは漫画を使って語彙力を鍛えるのをおすすめします。
語彙力を漫画で鍛えるメリット
漫画を使って語彙力を鍛えるメリットは以下のとおりです。
- 漫画を使うことで勉強に対するハードルを下げられる
- 漫画を読むことが目的になり継続しやすい
- 漢字にフリガナがふってあるので分からない時は調べれる
漫画を使うことで勉強という意識を持たずに楽しめます。
そして楽しんで勉強できるからこそ継続できます。
普段の勉強において最もハードルが高い”継続”という課題も漫画が解決してくれます。
漢字にフリガナがふってある(主に少年漫画)ことも勉強に使いやすい特徴の1つです。
小学生でもできる漫画で語彙力を鍛える読み方:マンガ勉強法
漫画で語彙力を鍛えるマンガ勉強法は以下の流れです。
どんなジャンルの漫画にも使える勉強法です。
興味が持てない漢字ドリルや問題集を無理やりやらせるより、はるかに学習効果が高いはずです。
漢字や言葉を調べるだけでなく要約にも挑戦すれば、文章を書く力も鍛えられます。
より具体的な解説はこちらの記事をご覧ください。
人気漫画「呪術廻戦」を例にして具体的な読み方を解説しています。
ためになる漫画で勉強:国語の概要とおすすめジャンル紹介
漫画を読むだけで国語力が本当に伸びるのか?
そんな疑問をお持ちのかたもいることでしょう。
たしかに、絵を見るだけで文章を読み飛ばしたり、そもそも文章が少ない作品を読むのであれば、国語力は伸びません。
しかし、漫画のジャンル選びをしっかりすれば、漫画を読んで国語力を伸ばすことも十分可能です。
以下でそのジャンルについて説明していきます。
読解力を鍛えるのにおすすめのジャンルは?
国語の学習におすすめの漫画ジャンルは次の2つです。
心理戦・頭脳戦漫画
おすすめポイント
- 他のジャンルと比べて文章が多い
- 作中のオリジナルゲームの設定を理解する必要がある
- 絵を見るだけでは内容を理解できない
心理戦や頭脳戦がテーマの漫画は、絵を見るだけでは内容が理解できないほど文章が多いです。
そのうえ、作中に登場する様々なゲームのルールを理解する必要もあります。
文章が読めないとストーリー自体を楽しめません。
だからこそ、読解力を鍛える教材としておすすめできます。
つまらない教科書や問題集ではなく、心理戦・頭脳戦漫画のようなためになる作品を読んで語彙力と読解力を鍛えましょう。
心理戦・頭脳戦漫画のおすすめ作品をこちらの記事で紹介しています。
個人的におすすめの漫画は「デスノート」です。
文章量が多く語彙レベルも高いので国語の教材にうってつけです。
少年漫画ではありますが、小学生には難しいので読む時は注意してください。
ミステリー・推理漫画
おすすめポイント
- 他のジャンルと比べて文章が多い
- 事件のヒントをもとに自分で考えながら読める
- フィクションの中にも現実的な設定が多い
心理戦・頭脳戦漫画と同様に、ミステリー・推理漫画も考えながら読まないとストーリーを楽しめません。
考えながら読むことは読解力を鍛えるには欠かせません。
そういった意味では、推理・ミステリー漫画ほど国語学習のためになるものはありません。
名作ぞろいの推理・ミステリー漫画で国語の勉強を楽しみましょう。
推理・ミステリー漫画のおすすめ作品はこちらの記事で紹介しています。
国語用のマンガ学習教材を作ってみた!
マンガを教科書にして国語学習ができる教材を作りました。
対象学年は小学生高学年~国語が苦手な中学生。
漢字・語彙問題に加えて、ストーリーの理解度を問う文章問題も作りました。
国語が苦手、勉強が嫌い、そんなお子さんにおすすめの教材です。
マンガを使って勉強を楽しみましょう。
ためになる漫画で勉強:英語の概要とおすすめ作品紹介
今や漫画も英語で読める時代です。
アニメや漫画は日本が世界に誇る文化であり、世界中の人たちが楽しんでいるコンテンツです。
そのため、英語に翻訳されている作品も数多くあります。
なかでも、学生の英語学習にはバイリンガル版漫画がおすすめです。
バイリンガル版漫画のおすすめポイント
おすすめポイント
- 漫画で楽しく英語学習ができる
- 英語の本・ドラマ・映画よりもハードルが低い
- 日本語訳を確認できる
漫画を使えば英語の勉強も楽しくなります。
そのうえ、英語と日本語の両方が記載されているので、分からない英語があっても日本語で確認できます。
意味もわからず英語を読んでも何も身につきません。
文章の意味をしっかりと理解しながら読み進めていきましょう。
バイリンガル版漫画のおすすめ作品はこちらの記事で紹介しています。
個人的なおすすめは「サザエさん」と「君の名は。」です。
ためになる漫画で勉強:社会(歴史・地理)の概要とおすすめ作品紹介
歴史漫画は漫画学習の王道です。
漫画で勉強しようと思ったら1番最初に思いつくジャンルです。
しかし、実は地理も漫画で学べるジャンルの1つです。
日本や世界の国々に関する基礎知識はもちろん、最近話題の地政学(歴史×地理)も漫画で勉強できます。
学習用の漫画も数多く存在しますが、今回はあくまで歴史・地理を題材とした少年・青年漫画に焦点をあてています。
どれもためになる作品ばかりです。
歴史漫画のおすすめポイント
おすすめポイント
- 歴史を好きになる
- 史実に基づいた作品も多い
- 時代ごとに異なる文化や風習を学べる
歴史は暗記科目と思われがちなため、苦手意識を持つ学生が一定数います。
そんな学生でも漫画を使えば歴史に興味を持つことができます。
漫画はフィクションです。
しかし、史実をもとに描かれている作品も多いので、読むだけでためになる漫画ばかりです。
歴史に苦手意識がある学生ほど歴史の学習は漫画からスタートしましょう。
歴史漫画のおすすめ作品はこちらの記事で紹介しています。
個人的なおすすめは「天地明察」です。
マンガで本格的に歴史を勉強するならこちらがオススメ。
少年・青年漫画の中から、歴史学習に役立つ作品を時代ごとに分けて紹介してます。
高校生だけでなく、歴史好きの小・中学生にもおすすめです。
ぜひご覧ください。
地理漫画のおすすめポイント
おすすめポイント
- 地理に興味を持つきっかけになる
- 絵や図を用いた解説が分かりやすい
- 漫画をとおして地理を学ぶ重要性を実感できる
歴史と同様に、地理も暗記科目と思われて敬遠されがちな科目の1つです。
国の名前や位置、資源の分布、気候データなど、覚えることが多いので仕方ないですが、、。
だからこそ、まずは漫画で学習をスタートして苦手意識を持たなくて済むように工夫しましょう。
漫画を読むだけで日本や世界の国々について知ることができます。
もはや教科書と比べても見劣りしないレベルです。
ためになるどころじゃありません。
むしろ教科書よりも、日常と地理との関係性について深く理解できるかもしれません。
楽しみながら地理を学習するなら漫画からスタートしましょう。
地理のおすすめ漫画はこちらの記事で紹介しています。
個人的なおすすめは「紛争でしたら八田まで」です。
ためになる漫画で勉強:数学の概要とおすすめ作品紹介
漫画のジャンルは数えきれないほどありますが、数学までも漫画で学べる時代になるなんて学生が羨ましいかぎりです。
もし私が学生時代に数学漫画を読んでいたら、数学の楽しさに気づいてもっと勉強していたと確信がもてるほどです。
文系・理系を問わず全学生におすすめです。
数学漫画のおすすめポイント
おすすめポイント
- 数学に対する興味がわく
- 数学の奥深さを知れる
- 絵や図を用いた分かりやすい解説
数学が苦手な理由はひとそれぞれですが、なかでも数学に興味がない、面白くない、といった意見が目立ちます。
ですが、そんな問題も漫画を使えば解決できます。
登場人物たちが数学に向き合う姿をとおして、漫画を読む学生の好奇心に火をつけてくれます。
そのうえ、普通の教科書や問題集とは違い、数学の問題だけでなく数学そのものの魅力を伝えてくれます。
数学が苦手な学生こそ数学漫画で数学の楽しさを実感しましょう。
数学漫画のおすすめ作品はこちらの記事で紹介しています。
おすすめ漫画は「浜村渚の計算ノート」です。
ためになる漫画で勉強:理科の概要とおすすめ作品紹介
意外と知られていませんが、漫画ジャンルの中で歴史のつぎに作品が充実しているのが理科です。
理科といっても科学・物理・生物と分野が広いですが、どの分野もためになる作品ばかりです。
作品数も多いので漫画で学び放題です。
理科漫画のおすすめポイント
おすすめポイント
- 理科に対する興味がわく
- 日常生活において理科がどれだけ重要なものか気づける
- 理論の解説だけでなく現実に応用する方法も知れる
理科と漫画はとても相性が良いです。
教科書の説明だけでは理解しづらいことも、漫画の絵や図によって分かりやすく解説されています。
また、理論や公式の解説だけにとどまらず、現実に落とし込んだ解説があるのも魅力の1つです。
理論や公式の説明だけでは興味が持てない学生でも、ためになる知識を楽しみながら勉強できます。
理科の学習を漫画からスタートすれば、理科嫌いになることもないでしょう。
理科の学習におすすめの漫画はこちらの記事で紹介しています。
個人的なおすすめは「ドクターストーン」です。
ためになる漫画で勉強:その他のおすすめジャンル
漫画で学べるのは5教科だけではありません。
お金の知識・ビジネス・食・医療など、ためになるジャンルを漫画で学べます。
学校の勉強とは直接関係ないジャンルもありますが、人生で必要な知識や教訓を漫画で学びましょう。
特に読んでほしいのがお金の勉強になる漫画です。
お金の知識は、ためになるどころか絶対に学んでおくべきです。
成人年齢が18歳に引き下げられたこともあり、学生がお金のトラブルに巻き込まれる危険が高くなりました。
知識が無いせいで簡単に騙されてしまい、人生が台無しになるかもしれません。
自分の身を自分で守るためにも漫画で知識を身につけましょう。
- お金の勉強におすすめの金融・経済漫画 金融・経済・税金
- 起業がテーマのおすすめ漫画 社会・経済・経営
- グルメ・料理のおすすめ漫画 食育
- 心の病気がテーマのおすすめ漫画 精神疾患・発達障害
- 医療系のおすすめ漫画
- 受験前に読むべきおすすめ漫画 中学受験・大学受験
- 教育に良いおすすめ漫画 多様性・道徳・哲学
- 専門性の高い学校が舞台のおすすめ漫画 進路選択の参考に
- 職業別おすすめのお仕事漫画 職業の疑似体験
- まんがで読破シリーズ 世界の名著をマンガで読める
- 将棋がテーマのおすすめ漫画
- 農業がテーマのおすすめ漫画 農家・農業系学校
- 美術・芸術がテーマのおすすめ漫画 美大・藝大・画家・美術品
- ダンスがテーマのおすすめ漫画 社交ダンス・競技ダンス・ヒップホップ
- 日本文化がテーマのおすすめ和風漫画 かるた・俳句・茶道・落語etc
まとめ:おすすめ漫画はためになるどころか勉強になる
この記事の簡単なまとめです。
- 漫画を使えばあらゆるジャンルの勉強を楽しめる
- まずは漫画で語彙力を鍛えよう
- 苦手意識が強い教科ほど漫画からスタートしよう
ご覧いただきありがとうございました。
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